頭を使うスポーツ
ゲートボールは日本からうまれたスポーツです。
ゲートボールと聞くと、多くの人がお年寄りのためのスポーツであると思うものです。
しかし、はじまりは太平洋戦争直後で遊ぶものなどが無い子供たちのために編み出された遊びです。
時代が移り、高度成長期を迎えた中で、高齢者向けとして流行をしたためにお年寄りのためのものだと思われてしまうのです。
近年では、子供や若い人に向けての普及のために少人数制のゲームは名称を変えたりと工夫がされています。
その結果、少しずつ若者のスポーツ大会の参加も目立つようになりました。
ゲートボールのゲーム性が独特であること、思いの外頭を使って面白いということから一度体験するとはまったという若者も多いのです。
ゲートボールの遊び方
ゲートボールの存在は知っていてもその遊び方を知らない人は多いものです。
ゲートボールは1チーム5人で赤白の2組に分かれて戦う時間制のゲームです。
制限時間が30分と定められており、この時間制限があるところが面白さなのです。
試合が始まると1番から10番までの順に自分の持ち球を打ちます。
持ち球がゴールポールに当たるとあがりとなり点数となります。
ただし、ただゴールポールに当たれば良いのではなく、ゴールポールに当ててあがりとなるには条件があります。
制限時間内に全員がゴールポールにボールがぶつかってあがりとなるか、全員があがりとならなかった場合には、ボールの進行具合を得点に換算してごうけ合計得点の多いチームが勝ちとなります。
ゲートボールの面白さ
ゲートボールの面白さは、ゲートを通過させることだけが全てではないことにあります。
あがりになった選手は二度と試合に参加できなくなるので、不利となってしまいます。
そのために、得点することよりも相手の邪魔をすることに重きをおく必要があるのです。
ただし、邪魔だけしていても得点は入らないので勝つことができないです。
そこで、あがりはさせなくても幾つかゲートを通過させて得点をとっておいたり、残り時間や相手の様子によってはあがりを狙うことも必要です。
このように、試合の運びや時間、メンバーの技術といった様々な側面から計算してゲームを作っていくことがゲートボールの面白さなのです。